フラグパターン

チャート形状には、相場の継続と反転とを見つけるものがあります。この継続パターンうち、見た目にもわかりやすくパンチ力が強いものに、フラグパターン(旗形状)があります。下図のような形状で、ちょうど旗のように、幕の部分と棒の部分とでできています。

 

チャート形状 フラグ
フラグパターン

強いトレンド相場で形成されるものですが、フラグ(旗)と呼ばれるくらいですので、以下のような定義をされています。

  • 棒の高さが幕の3倍以上あること。
  • 旗の部分はトレンドの向きと反対に緩やかな向きで進むこと。
  • 並行した2本のトレンドラインで囲まれていること。
  • 旗部分に対しての戻しは38.2%以内が理想で、50%を超えると消滅。
  • 目標値は、旗の棒部分を反対側に位置させた場所

一気に動いた相場が一休みをして、再度動き始める爆発力を溜め込んでいるため、こうした動きになるのですが、このフラグパターンの素晴らしい点は、目標値が見た目にわかりやすい点です。

以下のチャートはユーロドル一時間足でフラグパターンが完成した事例です。幕部分のもみ合い相場が終わり上抜けした後、旗の棒部分(オレンジ色)と同じ距離だけ相場が伸びていることがわかります。

ユーロドル
ユーロドル 一時間足 フラグパターン事例

 

ただし実際のトレードで幕の部分のブレークアウトを拾うのは、ダマシが多く精度が取れないので、実際のトレードでは自分がトレードしている一つ上の時間足で見つけ、目標値を決める際の参考値にするような方法で活用します。

下の図は、4月6日本日現在のドル円日足チャートです。綺麗なフラグを作っていることがわかります。棒の部分は76円から立ち上がり、84円まで行っていますから、このフラグパターンが本当に完成することになれば、81円近辺から800pipを伸ばした89円近辺まで伸びることになります。

ドル円日足のフラグパターン
ドル円・日足でフラグパターンを形成

 

 

“0”へのコメント(0)

  1. 竹内 のコメント:

    これは知らないチャートパターンでした!

    利益を大きく狙っていけますね。

    このフラグの分析ではありませんが僕もドル円が81円まで戻ってくるのをまだかまだかと
    待っています(^_^;)笑

    チャートパターンを分析してトレードするのはやはり本当に難しいですね。

    最近は負けが続きます。。

    何度も何度もチャートを分析して検証して、より多くの経験がものを言うのだなと痛感します。

    しかし、前進あるのみです!

    この度も有益な情報を感謝です(^^)

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