ビットコインにテクニカル分析は使えるか?

ビットコイン(wikiはこちら)という通貨を耳にした人も多いと思います。1月21日にはNHKのクローズアップ現代でも取り上げられましたが、こうした新しい形態の通貨にもテクニカル分析は通用するのでしょうか?

 

■:ビットコインの主流は米ドルペア

ビットコインを日本円とペアで取引する相場もありますが、FX同様に基本は米ドルとのペアで動きを見ていくのがわかりやすそうです。

ということで、米ドルとビットコインペアの BTC/USDペア相場の動きを見てみると、、、

13年12月31日の1ビットコイン終値(BTC/USD)が【806.01ドル】に対し、年始の1月1日始値が【13.51ドル】。つまり365日でビットコインの価値が米ドルに対し59.62倍(!)に跳ね上がりました。

ビットコイン相場

年始にピザが買える程度だった1ビットコインが、年末には気の利いた旅館に1泊2食付きで泊まれるくらいになっていたことになります!

まだ参加者が「儲かるから早く入ろう!」と市場にドンドン入ってきている状態なので、値動きには粗さがありますが、それでも結論から言うとテクニカル分析が十分に通用してしまいます。

試しにBTC/USDのチャートでテクニカルの分析をしてみました。
使ったチャートはこちらです。
http://bitcoinwisdom.com/markets/mtgox/btcusd

 

ビットコイン

■:ビットコインの将来

このビットコイン、どんな人が使っているのか興味もあり、先日東京都内で開催されたビットコインの会合に参加をしてきました。

日本で最初にビットコインで飲食代の決済を始めた六本木のレストランで開催されたのですが、NHKを含むメディア3社が40人ほどの参加者の中を、カメラクルーとともに取材して回っていました。

カリフォルニアから日本に移り店を出したオーナーに聞いてみると、ビットコイン関係で取材を受けることが13年後半ころから増え、それに伴って来店者も急激に増えてきているということでした。
こちらのレストランです)

1月21日のNHKクローズアップ現代で放映された内容に会合での取材が一部含まれていたのですが、残念ながらというか、やっぱりというか、番組自体のビットコインに対するアングルは「闇取引を冗長するビットコイン」的なものでした。

新しい時代の破壊的なサービスが世に出てくるとき、それらは既存メディアから必ず叩かれる宿命なのかもしれません。携帯電話の普及期にも、「出会い系を云々」とか「携帯を使った詐欺」的な事がメディアに取り沙汰されていたことを思い出しました。

で、今後ビットコインは既存の通貨に取って変わっていくのでしょうか?また今から価値がまた60倍に増殖するチャンスはあるのでしょうか?

管理人は、「どちらでも良い」と思っています。

相場の将来は、だれにも分かりませんし、トレードをするのに予測は必要ありません。

それより今のうちに過去の値動きを分析しておき、世の中でビットコインが大きく取りざたされて参加者が増え、相場の動きにハッキリと方向性が出始めた時に余裕をもってトレードができるよう、準備だけは進めていくことの方が、よほど大切だと思っています。

  •  ニュースやメディアでビットコイン記事が急増する
  • 通貨危機的なことがビットコインへの資金流入を加速させる

そうしたことが起きれば、ビットコインの価値は自己増殖していくでしょう。また注目する人が増えれば、MT4の標準ペアとしてビットコイン相場の値段提示を始めるブローカーも出てくるでしょう。

そんな時に備え、今のうちから冷静にビットコインを分析して自分に有利なトレード手法を見つけておけば、他の参加者よりも有利なトレードを展開することができるようになるかもしれませんね。

ココスタも、ビットコインチャート.com になる日が来ないとも限りませんし(笑)

もうビットコインのトレードを始めているよ!という方がいらっしゃいましたら、コメント欄などで近況を教えて頂けると嬉しいです。

 

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