犬と話して文字情報の限界を知る

テスラCEOが、脳とコンピューターを融合させるプランを発表しましたね。

「われわれのアウトプット(出力)水準は極めて低い。特にスマホなどでは親指2本でタップするだけだ。これはばかばかしいほどに遅い。これとは対照的に、われわれのインプット(入力)水準ははるかに高い。高帯域のビジュアル(視角)インターフェースを脳内に取り入れているためだ。われわれの目は大量のデータを取り込んでいる」

→ 出処:ウォールストリート・ジャーナル

このアイディアを聞いた人の反応は二つに分かれるでしょう。

◯ コンピューターに思考を乗っ取られるなんてとんでもない!
◯ 脳から直接データをアップロードできたら、超いいじゃん!

あなたはどちらですか?

私自身は、もう完全に100%後者。高速インターフェースで脳から直接アウトプットしたくてしょうがない派であり、そんな変人理論(?)を少し書いてみたいと思います。

 

犬と話して文字情報の限界を知る

うちには2歳の犬がいます。そして目と態度でほとんどの意志を伝えてきます。

腹が減ったり、おやつが欲しかったり、遊んでほしかったり、目をそらしていても視線がうるさいくらいです。

もちろん犬は言葉を使いません。ボディーランゲージと目線と行動だけ。それでもビシビシ伝わってきます。

「ネットなら、だれも君が犬なんてわからないよ」とパソコンを使う犬の風刺画が有名になったのはNYタイムスでした。

テレビでも「ブログ犬スタン」が流行ったりしました。

それもこれも、私たちが使う情報伝達の手段が「文字」という極めて貧弱な記号に限定されているから。そんな中で四苦八苦していることの珍妙さに、皆が共感したのかもしれません。

さらに書店に行けば、「メールの書き方マナー」の本は必ず平置き。

相手と対面で話していれば、話し方のトーンや表情、態度で伝わることが、文字だけだと無味乾燥の干し草みたいになってしまう。だから書き方に注意しましょうというやつです。

手紙なら文字の歪みや書き方で人となりも分かるけれど、タイプした文字になると、2進数のデータになってしまい、完全に独り歩きしてしまいます。

何を隠そう、私も独立をした後に本屋で「メールで良い人になる本」なるものを読み学びました。

商社に勤めていたときに米国で仕事をしていた頃は、メールでの余分な挨拶などは相手の時間を浪費させ失礼という文化。

帰国してからその感覚を変えずにいたら、2週間とかからず周りから完璧に浮くのに成功をしたのは、忘れられない思い出です。

そんな経験もあったりして、自分の感情や考えを、そのまま全部データ化し高速アップロードして、相手に伝えられる方法が無いだろうかと思うわけですね。

 

非言語情報をデジタル化

私たちが人と会うときは、身振り手振りや仕草、話し方や目線の配り方などのほうが、圧倒的に正確な情報を伝えてくれます。

つまり情報を取り入れるときには、視覚はもちろん、聴覚から場合により臭覚・触覚まで使えるわけです。

情報のチャネルが5感フル動員に近いほど、入る情報量が大きくなるわけですね。

ところが考え方を発信するときは、相手が目の前にいないと文字くらいしか使えない。

テレビ電話を使えば視覚・聴覚は使えるけれど、それも限られたエリアしか映らない。

だったら、自分が考えを発信する時に使っている5感・・・視線や身振り・手振り・目線・声質などの非言語情報を読み取ってデジタル化できればオッケーじゃないですか?

脳内チップを埋め込まなくても、そうした情報を読み込む高精度スキャナーがあれば解決するわけです!

ドラえもんがいたら叶えてくれそうなツールですね。こんなセリフでしょうか?

「かんじょー取り込み送信き・・・これはね、のびたくんのように字を書くのも面倒という、どうしようもないグータラくんのために21世紀で開発された道具なんだ」

ここまで書いてわかったのは、実は自分がどうしようもないグータラかもしれないということでした。

 

ハッピー・ウィークエンド!

“0”へのコメント(0)

  1. 笑富 恵紅寿 のコメント:

    投資でお金つくって早く脳内チップを埋め込みたい派です♪(☆ω☆)

      • 笑富 恵紅寿 のコメント:

        ヾ( ´ ∀ ` )ノ キャッキャッ♪
        今週公開の攻殻機動隊の実写版でイメージを高めます

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