WeWorkが破綻しましたね。シェアオフィス事業で一時は評判を集めていましたが、上場から2年で破綻となりました。どれほど市場の注目を集めても、資金が回らなければ事業も立ちゆかなくなります。😢
ですが、資金ショートに陥っても倒産しない組織があります。そう、国家です。
日銀券の通貨発行益は99.8%の高収益
私たちがお金と呼んでいるものは、国が認めた中央銀行の発行する「日銀券」です。その原価は、たとえば1万円であれば、2023年度で20.4円と予測されています。(日経新聞、23年11月9日 「価格は語る」より)
民主主義とは、投票率の高いグループへ優先的にベネフィットを割り当てていくシステムです。日本で実質投票数が最大なのは、60~69歳。医療費や年金など支出超過の年代となりますから、ショートする資金の量も巨額となります。
1万円札の通貨発行益は、製造原価の20円を除いた9,980 円。99.8%の高収益ですから、常にショートする資金を調達するため赤字国債の発行残高が永続的に増えるのも、自然の摂理というものです。
例えば、暗号取引所BitMEXの創業者アーサー・ヘイズ氏は、11月9日の記事「Bad Gurl」で米国の金庫番であるイエレン総裁の役割について、以下のように述べています。
「イエレン氏にとって最も重要な責務は、米国政府の資金調達を確保することだ。 米国政府の支出が税収を上回る時には、借入を適切に行うことが求められる。最近の米国政府の巨額な財政赤字を考えると、彼女の役割は一層重要なものとなっている。」
Bad Gurl (Arthur Hayes9 Nov 2023)
なるほど国の金庫番に求められるのは、資金ショートを回避する資金調達能力ですね。
2024年度はドルが市場に再びあふれる
さて先に紹介した記事のなかで、アーサー氏は2024年度にイエレン氏が通貨政策を操作し、米市場にドルを大量注入すると予測しています。簡単にまとめておきましょう。
😲 リバースレポの上限を引き下げ、約1兆ドルを市場に放出するかもしれない
🏦 FRBの利上げ停止を示唆することで、短期金利<長期金利の構造を作りだす。これにより、長期債券を保有している不良銀行を救う。
💱ドルが豊富になり、他の中央銀行も自国通貨を切り下げずに流動性を注入できるようになる。
📈 キャッシュが再び潤沢になるにつれて、株式、暗号資産、その他の資産がインフレする。
😖 しかしこれは一時的な安定措置に過ぎず、長期的には米国債市場とインフレの問題が再浮上する。
参考までに、ビットコイン価格(BTCUSD)とリバーズレポ残高の推移を並べたチャートを貼っておきますね。📊
レポ残高の減少=ビットコイン価格上昇となっていることが分かります。かなりダイレクトな影響がありますね。
やはり世界最大の帝国である米国の金融政策は、ビットコイン価格に直接的な影響を与えますね。
以上はビットコイン研究所さんへの寄稿記事から前半を抜粋してみました。続きを読んでみたい方は、リンクから確認されてみてくださいね。
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それでは、今週もハッピー・ビットコイン!