中銀ハンター V6.3 バックテスト検証レポート

CB Hunter(中銀ハンター)は、ドルの流動性とチャート上に表示した資産の価格の乖離からシグナルを自動表示する、TradingViewのインジケータです。

V6.3では「★コンフルエンス」という新機能が加わりました。 中央銀行のバランスシート・IORB-SOFRスプレッド・ステーブルコイン供給量——3つのデータソースが同時に同じ方向を示した時だけ、チャート上にゴールドの★マークが出ます。 標準設定のまま、何も触らずに表示されます。

今回はこの★コンフルエンスシグナルを、暗号通貨から資源国通貨まで6通貨ペアで統計的に検証しました。

「スクリーンショットだけでは、偶然かもしれない」——そう思う方もいると思います。 だから、数年分のデータを使って、全トレードを1つずつ数えました。 このレポートでは、その全データを公開します。

1. BTC先物 買いシグナル — 9回中8勝

ビットコインは約4年周期の半減期で価格サイクルが変わります。 そのため、今回のバックテストでは買いシグナルのみを対象としました。

BTC先物 CB Hunter V6.3 コンフルエンスシグナル
▲ BTC先物・日足|CB Hunter V6.3 表示。★マークが底値圏で集中して発生しています。2023年9月の★25,030は、その後$100,000超へ。
89%
40日保有 勝率
9回中8勝
+120%
40日保有
累計利益
11回
2022-2026年
シグナル数

短期(20日以下)ではむしろマイナスになる傾向があります。 コンフルエンスの買いシグナルは「底値圏」で出るため、エントリー直後にもう一段下がることがあるのです。 しかし40日以上持つと、ほぼすべてのトレードがプラスに転じています。

「待って入って、さらに待つ」——これがBTCコンフルエンスの本質です。

BTC買いシグナル エクイティカーブ
▲ BTC先物 ★買いシグナル エクイティカーブ(40日保有)。緑=勝ち、赤=負け。
BTC保有日数別パフォーマンス
▲ 保有日数別の累計利益と勝率。40日で利益と勝率のバランスが最適化されています。

全トレード一覧(40日保有)

結果 シグナル日 エントリー 決済 損益
2022-06-12$23,110$23,655+2.4%
2023-09-03$25,735$34,905+35.6%
2023-09-10$25,030$35,320+41.1%
2025-02-25$84,785$94,460+11.4%
2025-03-09$79,025$95,410+20.7%
2025-03-12$80,245$103,635+29.2%
2025-11-16$91,970$95,355+3.7%
2025-11-18$89,580$89,665+0.1%
×2025-12-14$85,985$65,500-23.8%
BTC個別トレード損益
▲ 個別トレード損益(棒)と累計利益の推移(ゴールド線)。2023年9月の2連勝が大きく貢献。

注目ポイント

2022年6月の$23,110はベアマーケットの底値圏、2023年9月の$25,000台は次のブル相場前夜でした。 ★コンフルエンスが検知したのは「3つのデータソースが同時に割安を示したタイミング」です。 唯一の負けは2025年12月の年末急落(-23.8%)。イベントリスクは避けられません。


2. 資源国通貨(AUDUSD + NZDUSD)— 全保有期間プラス

6通貨ペアを検証した中で、5日〜60日の全ての保有期間で合算がプラスになったのは、この2通貨の組み合わせだけでした。

AUDUSD CB Hunter V6.3 コンフルエンスシグナル
▲ AUDUSD・日足|CB Hunter V6.3 表示。買いシグナル(★)と売りシグナルが交互に出現し、押し目と天井を検知しています。
+60.9%
合算 累計利益
(25日保有)
67%
合算 勝率
(25日保有)
50回
シグナル数
(AUD 24 + NZD 26)
資源国通貨エクイティカーブ
▲ AUDUSD + NZDUSD 全50シグナルの合算エクイティカーブ(25日保有)。安定した右肩上がり。

4パターン別 パフォーマンス

買い/売り × AUD/NZD の4パターンそれぞれで、性格が異なります。

AUDUSD ★売り
90%
5日勝率(10回中9勝)
27日保有でも累計+21.9%
NZDUSD ★買い
71%
25日勝率 / 17回中12勝
累計+23.1% / 最大損-3.47%
AUDUSD ★買い
71%
25日勝率 / 14回中10勝
累計+17.7%
NZDUSD ★売り
62%
60日勝率 / 累計+15.0%
長期で利が伸びるタイプ
4パターン個別トレード損益
▲ 各パターンの個別トレード損益(棒)と累計推移(ゴールド線)。AUD売りの安定感が際立ちます。
AUD vs NZD 保有日数別累計利益
▲ 左=AUDUSD、右=NZDUSD。AUDは売り(赤破線)が長期で伸び続け、NZDは買い(緑破線)が25日でピークに。

買いと売りの時間軸の違い

買いシグナルは25日前後で利益が最大化し、その後は鈍化します。 一方、売りシグナルは60日まで伸び続けます。 「割安からの回復は早い」のに対して「割高からの下落はじわじわ進む」——この非対称性は運用に活かせるポイントです。

合算パフォーマンス(保有日数別)

保有 全体累計 勝率 回数 買い累計 売り累計
5日+40.2%70%50+22.8%+17.4%
15日+47.6%62%50+34.2%+13.4%
25日+60.9%67%49+40.9%+20.0%
40日+52.3%61%49+24.7%+27.5%
60日+60.7%57%49+14.1%+46.6%

全行がグリーンです。どの保有期間を選んでも合算プラス——これは6通貨中、この2通貨ペアだけでした。


3. 6通貨ペア 検証結果ランキング

EURUSD・GBPUSD・CADUSD・CHFUSDも含めた全6通貨ペアの成績です。

# 通貨ペア 方向 回数 最適保有 累計利益 勝率
1AUDUSD売り1060日+31.6%80%
2NZDUSD買い1725日+23.1%71%
3AUDUSD買い1425日+17.7%71%
4CADUSD売り1260日+16.2%82%
5NZDUSD売り960日+15.0%62%
6GBPUSD買い1360日+10.0%69%
EURUSD / CHFUSD微益〜負

資源国通貨(AUD・NZD・CAD)が上位を独占し、欧州通貨(EUR・GBP・CHF)は軒並み低調。 この差はなぜ生まれるのでしょうか。


4. なぜ資源国通貨で精度が出るのか

中央銀行がドルの流動性を増やすと、溢れたマネーは実物資産に流れ込みます。 銅やアルミなどのベースメタル、金、原油——こうしたコモディティの価格が上がります。

そして、その資源を輸出している国の通貨が連動して上昇するのです。

ドル流動性 → コモディティ価格 → 資源国通貨

オーストラリアは鉄鉱石・石炭・金の世界的な輸出国で、ニュージーランドも乳製品・木材・アルミニウムなど一次産品への依存度が高い国です。 コンフルエンスが検知するドル流動性の変化が、実物資産を経由して通貨に直接影響するからこそ、精度が高くなります。

逆にEURやGBPには、この経路がありません。ECBやBOEの独自の金融政策が「ノイズ」となり、ドル流動性だけでは捉えきれないのです。


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※ 過去の検証結果であり、将来の利益を保証するものではありません。スリッページ・手数料・スプレッドは考慮していません。
※ コンフルエンス検証:CB Hunter V6.3 ★高速コンフルエンスシグナル / 日足 / 2022-2026年
※ 投資判断はご自身の責任において行ってください。

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