- 「ビットコインで稼ぎたい」
- 「将来に備えたい」
こんな思いでビットコイン(BTCUSD)の情報を探していると、どこも似たようなアドバイスばかりに行き着いてしまいませんか?
「長期保有が一番」「積立投資を続けよう」「マイニング株も狙い目」
でも、もしかすると、その一見まともに聞こえる「常識」こそが、あなたの資産形成を邪魔している可能性もあります。
今回、ビットコイン研究所にて筆者寄稿記事のアクセス数ランキングを振り返ってみたところ、それらの「常識」を覆すような記事が上位に並びました。
読者の皆さんが関心を寄せたのは、どれも「常識を疑う」記事だったということですね。さすがビットコイン愛の強い読者が集まる場所だけありますね!
それでは、ランキングを見てみましょう!
3位:マイニング株は構造的な不利さを抱えている

https://coinkeninfo.com/vol-248-maininguzhu-hagou-zao-de-nabu-li-sawobao-eteiru-2024nian-2yue-27ri
ビットコインが上昇すると、必ずと言っていいほど話題になるのがビットコイン関連株です。
2024年前半の時点で、それはマイニング株でした。2025年現在なら、BTCトレジャリー企業があてはまるのでしょうか?
「ビットコインよりも値幅が大きくて稼げそう」「NISAを使えば税金もかからない」
そんな魅力的に映るマイニング株に対して、この記事は冷静な分析を提示しています。
過去のデータを見ると、マイニング株がビットコインをアウトパフォームするのは限定的な期間だけです。
しかも、それを実現するには「正しい時期」と「正しい銘柄選択」の両方が必要になります。
記事で指摘したマイニング株の最大の問題は、参入障壁の低さです。ビットコインのマイニング事業には次々と新規参入があり、既存企業のシェアは削られ続けます。
筆者が最後に提示した考え方はシンプルでした。「どうすれば大きく稼げるか」ではなく「どうすれば想定外の損失を避けられるか」
投資で生き残るための方法を探すには、稼ぐ手段よりも、損失回避の考え方を身につける方が近道な場合もありますね。
2位:【ビットコイン】マイニング会社のヘッジ売り解消が価格上昇を加速させる?過去のゴールド市場に学ぶ

https://coinkeninfo.com/bitcoin-hedgers-skyrocket-price
「ビットコインは半減期の前後1年くらいは上がるけど、その後は下がる」
こんな「常識」を耳にしたことはありませんか?実際、2025年9月現在でも、多くの投資家がこの前提で行動していることは、チェーン上の大口売却動向からも確認できます。
でも、この記事ではまったく新しい可能性を提示しました。過去のゴールド市場で起こった現象が、ビットコインでも再現される可能性があるというのです。
ヘッジ売りとはマイニング会社による「保険」のようなもの:将来採掘される予定のビットコインを、価格下落リスクに備えて先に売っておくのです。
2004年、ゴールドに現物ETFが認可されました。新しい資金が流入してゴールド価格は上昇しましたが、産金会社の株価はヘッジ売りによる含み損から伸び悩みました。すると株主たちが「そのヘッジ売りを解消しろ」と圧力をかけ始めたのです。
結果として、マイニング会社が建てていたヘッジ玉の買戻しが始まり、ゴールドは430ドルから1,415ドルまで、実に3倍以上の上昇を見せました。
まるで堤防が決壊するように、売り圧力が一気に買い圧力に転じたのです。
現在のビットコイン市場も、当時のゴールド市場と似た状況にあります。ETF認可でビットコイン価格は上昇する一方、マイニング会社の株価は出遅れています。
記事の最後には、ちょっとした市場の捉え方のコツも載せています。
「相場って、全員が同じことを織り込んでしまうと、もう『そう』ならないんですよね」
市場の常識を疑い、適切な距離を保つことは、いつの時代でも大切であると筆者は考えます。
1位:生きているうちに使おう~ビットコイン積み崩し年金活用術(2024年1月7日)
https://coinkeninfo.com/useyourbitcoin-while-in-health
「ドルコスト平均法で積立投資」「長期保有が正解」
ビットコイン投資で絶対に一度は耳にする定番のアドバイスです。でも、この記事は真逆の角度からビットコイン投資をとらえてみました。
「あの時、気づいていれば…」
記事を読んで、そんな気持ちになりませんでしたか?
「積立投資が一番安全」「マイニング株も狙い目」。そんな一般的なアドバイスを信じて行動していたのに、なぜか思うような結果が出ない。
実は、それには理由があります。
多くの投資家が陥っているのは、「手法コレクター」という状況です。ネットで見つけた手法を次々と試しては、うまくいかずに別の手法を探す。そんなことを繰り返していませんか?
なぜ手法を集めても稼げないのか?
一般的に言われている「分散投資しよう」「長期保有が正解」といったアドバイスの問題点は、市場の変化に対応できないことです。
市場は生きています。
2024年から2025年にかけて、ビットコインを取り巻く環境は劇的に変化しました。ETF認可、企業の大量購入、マイニング会社の戦略転換。これらの変化に気づけた投資家だけが、大きな利益を手にできたのです。
でも、多くの人は気づけませんでした。なぜなら、「パターンを読む力」を身につけていなかったからです。
体系的な投資手法が必要な理由
手法コレクターから卒業するために必要なのは、新しい手法ではありません。体系的に市場を分析し、感情に振り回されずに投資判断を下せる仕組みです。
それができれば、次の365日は違ったものになるでしょう。
- 市場のパターン変化を早期に察知する方法が身につきます
- 感情的な判断ではなく、データに基づいた投資判断ができるようになります
- 「次の365日」を見据えた戦略的思考が養われます
- 手法コレクターから卒業し、一貫した投資スタイルを確立できます
今回の記事で紹介したランキング上位の記事には、すべて共通点がありました。それは「常識を疑い、データで検証する」という姿勢です。
次の市場変化は、もう始まっています
2025年後半から2026年にかけて、仮想通貨市場は再び大きな変化を迎える可能性があります。ETHBTCの動向、機関投資家の動き、規制環境の変化。
今度こそ、そのタイミングを逃さないでください。
すでに多くの投資家が、この体系的アプローチを実践して結果を出しています。次はあなたの番かもしれません。
※ 投資にはリスクが伴います。余裕資金での運用を心がけてください。