ぶっちゃけ、ビットコインの「価格」だけ見ていても、答えは見つかりません。

ぶっちゃけ、ビットコインの「価格」だけ見ていても、答えは見つかりません。

スマホの取引アプリを1日に何度も開いて、チャートの上下に一喜一憂する。「下がったから買いなのか?」「まだ下がるのか?」。気持ちは分かります。でも、価格だけを凝視するのは、「熱が出た」という結果を見ているだけで、「なぜ熱が出たのか」には永遠にたどり着けません。

じゃあ他に何を見ればいいのか。ニュース、SNSの煽り、複雑なインジケーター。見ようと思えば無限にあって、結局どれが正解か分からず、また価格チャートに戻ってしまう。

そんなときに、「補助線」を引く方法を一つだけ提案させてください。


ビットコインを「単体」で見るのを、やめてみる

相場には「比率(レシオ)」という考え方があります。ある資産の価格を、別の資産の価格で割ってやる。すると、どちらか一方だけを見ていたときには見えなかった景色が浮かび上がることがあります。

今回の相手は、銅(カッパー)です。

なぜ銅なのか。銅は建設資材から電子部品まで、ほぼすべての工業製品に使われています。だから銅の価格は、実体経済の体温をそのまま映し出す「鏡」のような存在です。この「現実世界の鏡」と「デジタルの王様」であるビットコインを割り算する。それだけで、ビットコイン単体のチャートでは絶対に気づけない市場のゆがみが見えてきます。

TradingViewをお使いの方は、銘柄欄に「BTCUSD/COPPER」と入力するだけで、このレシオのチャートを表示できます。

キリの良い数字の「半分」で、なぜか止まる

この比率のチャートをしばらく眺めていると、ある規則性に気づきます。

レシオが5000という大台をつけた後、その半分の2500に近づくと、不思議と買いが入って反転しやすい。レシオが15000まで伸びた後は、半分の7500が同じように効いています。

ラウンドナンバー(キリの良い数字)の半値戻し。理屈で完全に説明するのは正直むずかしいですが、マーケットには「多くの参加者が無意識にブレーキを踏むポイント」が存在します。見る人が増えれば増えるほど、その水準で反応が起きやすくなる。自己実現的な側面です。

実際、2019年の歴史的な買い場は、この比率が2500にぴたりと吸い寄せられた瞬間でした。日足の終値でこの水準を割り込んだのは、わずか2日間だけ。そしてその2日とも、ビットコインにとってはかなり良い買い場になっています。

「どこで買えばいいか分からない」という不安は、自分なりの物差しを持っていないことから生まれます。この比率は、その物差しの一つになり得ます。

「予言」ではなく「地図」を持つということ

もちろん、「これさえ見れば必ず当たる」という話ではありません。動画の中でも繰り返していますが、半値で必ず止まるわけでもなければ、ラウンドナンバーが毎回天井になるわけでもない。

ただ、ここで大事なのは別のことです。

ほとんどの人がビットコインの価格という一本の線だけで右往左往しているとき、自分は比率という別の地図を広げている。それだけで、相場に対する姿勢が変わります。致命傷を避けるための冷静さが、ほんの少し増えます。

この動画は、もともとトレード通信(有料の週次レポート)の過去講義として配信したものです。2019年から2022年の実例を使って比率の読み解き方を解説しています。価格水準は収録当時のものですが、考え方自体は今でもそのまま使えるので、7分半だけお付き合いください。


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