
ドルの流動性を、自分の取引に活かすためのツールを無料で配り始めました。
値段が動く理由を、チャートの値動きだけから読み解くのは正直しんどいものです。価格の裏側で動いているのは、中央銀行が世の中に流し込むドルの量だったりします。お金がじゃぶじゃぶ余れば資産は買われやすくなり、絞られれば売られやすくなる。シンプルだけど、見えにくい。
その「見えにくいドルの流れ」をチャート上の買いシグナルに変えるのが、中銀ハンター(CB Hunter)です。今回、その無料版を新しくして、誰でもすぐ試せるようにしました。
実際のチャートで見てみる
言葉だけだと伝わりにくいので、実際の点灯例を載せます。まずはゴールド(COMEX金先物)。下のチャートは、3つの流動性ソースそれぞれで買いシグナルがどこに出るかを並べたものです。
一番上から下に向かって流動性の対象を、「中央銀行のバランスシート」「IORB-SOFRスプレッド」「ステーブルコイン残高」で設定しています。
続いてUS100(ナスダック100株価指数)。株価指数も、ドル流動性に素直に反応しやすい資産のひとつです。
為替でも使えます。下はユーロドル(EUR/USD)。「中銀ハンターは株や暗号資産だけのもの」と思われがちですが、ドルの量を測るツールである以上、ドル絡みの通貨ペアとも相性があります。
そしてビットコイン。もともと中銀ハンターが最も得意としてきた資産です。
今回の目玉:流動性ソースを自分で切り替えられる
ここからが、今回のアップデートでいちばん伝えたい部分です。
無料版では、買いシグナルの「判定元」を3つの流動性データから選べるようになりました。
3つの流動性ソース
① CB(中央銀行バランスシート)
FRBが市場に供給しているドルの総量。マクロの大きな潮目を測ります。
② IORB-SOFR スプレッド
銀行間の資金繰りの余裕度。短期の資金ストレスを測ります。
③ ステーブルコイン時価総額
USDT+USDC。暗号資産市場に入ってくる資金フローを直接測ります。
なぜこれが大事か。資産によって、どの流動性に素直に反応するかが違うからです。ある資産は中央銀行のバランスシートによく連動し、別の資産はステーブルコインの増減に敏感、ということが起こります。
つまりこの切り替え機能を使えば、自分が取引している資産が、どのドル流動性ソースと相性がいいのかを自分の目で計測できるということです。3つを順番に切り替えて、いちばんきれいにシグナルがハマるソースを探す。これが無料版でできるようになりました。
切り替え方の具体的な手順は、TradingViewの公開ページの説明欄に書いてあります。あわせて読んでみてください。
インジケーターの追加方法
使い方はかんたんです。上のリンク先(TradingViewの公開ページ)へ行って、「お気に入り」に追加するだけ。一度お気に入りに入れておけば、TradingViewのインジケーター一覧からいつでも呼び出せるようになります。
すでに旧型の無料版をお使いの方へ
旧バージョンを使っている場合、自動では新機能に切り替わりません。お手数ですが、一度チャートから旧版を削除して、新しい無料版を配置し直してください。これでソース切り替えなどの新機能が使えるようになります。
有料版とは何が違うのか
無料版は、有料版の機能をしぼった「お試し版」です。どれくらい違うのか、同じビットコインのチャートで有料版を見てみると一目瞭然です。
見てのとおり、有料版は明らかにシグナルの数が多く、表示できる情報量が違います。具体的には、こんな機能が無料版には入っていません。
● 売りシグナルの表示 無料版は買いのみ。有料版は売り・買いの両方が出ます。
● 3つの感度設定(高速・中速・低速) 無料版は低速のみ固定。有料版は使い分けできます。
● ★コンフルエンス検出 3つの流動性ソースが同時に一致したときに光る、確度の高いシグナルです。
● 計測期間の調節 無料版は固定。有料版は自分の時間軸に合わせて変えられます。
● アラート機能 無料版にはありません。有料版はシグナル発生をリアルタイムで通知します。
まずは無料版で「ドル流動性を読む」という感覚をつかんでもらえたらと思います。自分の取引資産との相性を測るだけでも、十分に使い道があるはずです。
気になった方は、まず無料版を手元のチャートに追加してみてください。
※ 本インジケーターは教育目的で提供されており、投資助言ではありません。掲載したチャートは過去の点灯例であり、将来の利益を保証するものではありません。実際の取引はご自身の判断と責任で行ってください。シグナルの効きやすさは資産・通貨ペアによって異なります。

